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「18歳で知っておいて欲しい、あなたが出来ること、世界のこと、お金のこと」イベントレポート #Zaim

はじめに

こんにちは、Zaim 経営企画担当の kotomi です。3/17(木)に、家計簿アプリを運営する 3 社で金融オンラインイベントを実施しました。内容はこれから成人を迎える方に向けたもので、今後の人生を希望をもって歩んでもらいたいと考え「18歳で知っておいて欲しい、あなたが出来ること、世界のこと、お金のこと」と銘打った当イベントをレポートします。

ちなみにこれは3 月 21 日(月)〜 27 日(日)に開催される金融教育の国際的啓発活動「Global Money Week 」に賛同し発案したものです。

※ Global Money Week とは、2012年から始まった子供・若者に対する金融教育・金融包摂の推進のための国際的な啓発活動で、世界各国の様々な団体が、子供・若者向けの金融教育を推進するイベントが行われています。

日本では、2022 年 4 月 1 日から成年年齢は 18 歳へと引き下げられます。また、同じく施行される新学習指導要領では、高校の家庭科で「資産形成」に関する授業が導入されることに。こうした背景を踏まえても、お金に関するサービスを提供する私たち 3 社で、日本の未来を担う世代が自らの将来を切り開いていくための、金融リテラシー向上に取り組もう!と開催に至りました。

第一部 「18歳のあなたが出来ること」 by Zaim

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最初のパートは Zaim 代表の閑歳から。「18歳のあなたが出来ること」というテーマで、未成年から成年へと変わるからこそチャレンジできる可能性の広がり、そしてそれに伴う責任や一人ひとりのキャリアに対する考え方を、自身の具体的な経験と照らし合わせながら語りかけました。

特に今回の法改正で着目したのが「18 歳で親の同意なしに契約締結ができる」という変更点で「自立的に行動できる可能性が広がる分、責任を持って生きることへの意識を高めることが重要で、法改正から一人ひとりが考えて行動することへの期待を感じさせるメッセージでもあると思います」と伝えました。

とはいえ、「あなたには可能性があるから、自分で考えてやってみよう!」と言われても…「何かを選択すると、何かを捨てることになる」と決断に不安や迷いを感じるものなんですよね。

閑歳自身も、模索・失敗を繰り返していて、高校生の頃は獣医を目指しつつも、大学では不動産系のサービスの起業に参画し大失敗…その後、大学内 SNSを開発し広めるなど紆余曲折を経ています。振り返ってみるとすべての経験が今につながっていることからも、「夢はどんどん変わるし、恐れないで自分に正直でいていい」と 18 歳のみなさんに強く伝えていました。

また、自分の将来を複数パターンシミュレーションしてみるのも可能性を探るのに有用だよ!という話も。Zaim でも提供していますが、「どんな仕事についたらどんなライフプランがあり得るか」を知ってみるだけでも、可能性に気づく機会になるかと思います(よければぜひ)

最後に「あなたのあるといいなは、誰かにとって必ず価値のあることだと信じてください。」と伝え、一歩勇気を持つことの大切さも伝えてくれました。

第二部 「18歳のあなたと世界のこと」 by Moneytree

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次にマネーツリーの代表取締役ポールさんのパートでは、海外のミレニアルでよく利用されている決済方法などの話が展開されました。

世界的にキャッシュレス化が進んでいる印象がありますが、日本を含めるとまだ支払いの 8 割以上が現金主義らしいです。暗号資産は発展途上国での方が人気で、逆に金融市場が安定しているアメリカやオーストラリア、日本では普及が緩やかという実態の紹介も。文化と環境はお金を取り巻く意識に大きく影響しているようです。

最後に、日本の若者文化において今後変化すべきこととして以下の 3 点が挙げられました。

① キャリア形成において野心的であること。収入に対して貪欲であること
② 早期からの資産運用
③ 適度なリスク許容

3 点目の「適度なリスク」とは、ギャンブル的なことを意味するのではなく、スタートアップ企業での経験や、海外生活、ギャップイヤーの利用などだよ〜と強調されていました。いい本やツールに出会い、自ら経験することで、お金のマインドセットは高まる!と締めくくられました。

第三部「 18歳のあなたとお金のこと」by MoneyForward

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最後は MoneyForward の CoPA 瀧さんから、より具体的なお金の知識について。「お金を沢山持っている=幸せ?」をまず考えてみよう、と出されたのが上記の調査結果です。確かにそうとも言えるけど、絶対とは言えないのはなぜ?

例えば、日本よりも平均所得が半分以下の国でも、私たちと同水準の幸せを感じていたり、宝くじが 1 億円以上当たったと思えば、家族間での論争が生まれた…といった例を挙げ、「決してお金が理由で幸せ度合が右肩上がりに増えていくわけではない」と示しました。

とはいえ、最低限は自分のお金を管理できることは、幸せに近づくためには欠かせない…と続け、以下の 3 点を知ることが今後の「自立」への最初の一歩になると強調しました。

① 足元のお金の入りと出
②今後 2、3 年でどんな支出や意思決定が必要になるか
③いざとなったとき頼ることが出来る人はいるか

難しく考えずに、「足元のお金がどれくらい入って、出て行っているのかをまず把握する。黒字・赤字、いずれにしてもどんなアクションを取るか考えてみること」と、仕組みで解決できることもある…とまとめられていました。

おわりに

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急ピッチで参加を呼びかけたにも関わらず、18 歳の方はもちろんその親世代の方も含め、実に 70 名以上の方に参加いただけました。質問も活発に飛び交い、終了後の「変化への決意表明」でコメント欄も大いに盛り上がりました。(「挑戦を前に躊躇せず、適度なリスクをとる」「社会の仕組みやお金についての正しい知識を増やしていきたい」など、素直に次の行動へとつなげる意欲が、なんとも若者らしく嬉しくなりました)

ちなみに、今回イベントの方針、構成、運営まで 3 社のメンバーで短期間でかなり密度高くディスカッションして開催に至りました。それぞれ別のサービスを提供しつつも「お金に関するサービスを通して社会を良くしたい」という同じ思いを持つ仲間だからこそ、忌憚なく意見を交換しながらイベントを実施できたことは、個人的にかなり楽しく学びが多かったです。またやりたい、ので期待しててください!


一緒に活動してみたいな〜という方、ぜひカジュアルにお話しましょう。



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