ベンチャーで育休・産休・復帰を経験した私が助かった会社のサポート 9 選 #Zaim
はじめに
こんにちは、Zaim で経営企画部のマネージャをしております綿島です。「経営企画部って一体何してるの?」とたまに聞かれるのですが、Zaim の場合は「会社や事業がうまく進むために何でもやる」という感じです。ざっくりしてますが、採用や広報・経理・労務・セキュリティ含めたバックオフィスもまるっと担当領域になります!
そんな私は間もなく 2 歳を迎える娘の母親で、Zaim 初の産休・育休・時短勤務制度の経験者となりました。
正直、入社前は「ベンチャーで働きながら育児とか壮絶だろう…」と想像していました。そして実際、それは壮絶かもしれません。
だがしかし!
支えてくれる制度とスタッフのあたたかい支援があれば、「ワーママ」(VERY 用語では「サラリーマンママ:リーマム」 というらしい)はベンチャーでもやっていけます。もちろん「ワーパパ」も。ということで、今日は私が実際にフル活用している(した)制度やサポートの中で 9 個を、よりすぐってみました。
まずは「やっぱり外せないトップ 3」から。
(1)リモートワーク
Zaim では基本的なルールを守ればリモートワークが可能です。それは例えば、バリ島からでも。
つわりや身重で通勤が不安な時期にはもちろんですが、特に復帰後に重宝します。とにかく、子どもが生まれると驚くほどに自分の時間が取れません。自分の通院や些細な家事も済ませられない。そんな時の通勤時間の節約の効果たるや…。お昼休みを使って夜ご飯を準備できたり、お迎え後の子どもとの時間にゆとりが生まれます。
それに、リモートしていると、「日中の静かな自宅」という環境が手に入ります。静寂という贅沢…。
(2)早出勤務
こちらも先日、紹介したように、Zaim では事前申告すれば前倒し出社ができます。私の場合、つわり期は夕方が信じられないくらい辛かったので、7 時からの早出勤務にかなり助けられました。そして復帰後も、早出によってお迎えの時間を前倒しできたことも大きな安心につながりました。
(3)時短勤務
王道、だけど超超重要。リモートや早出と組み合わせれば、午前中で仕事を終えて子どもの緊急事態も対応しやすい。ただしこれはいくつかデメリットもあるので注意が必要です。
仕事は減らない
一日 2 時間少ないので自分の役割も減る、とはいきません。ベンチャーでは常に人手は不足気味。そのため、優先度を意識してみんなに協力を仰ぎ、仕事を進めなければなりません。私は毎週の 1 on 1 で直属の上長(私の場合は代表の @unicco)と状況を常に共有して業務を調整していました。代表の基本スタンスが「絶対に無理をさせない!」だったので、いつも正直に相談できました。
給料は減る
当然ですが働く時間が短い分、給料はカットされます。2 時間の時短は 25% カット!!収入は減って支出は増える、育児は世知辛い。家計を見直すチャンスですね…涙。
育児負担は増える
「私は時短勤務だから、その分、育児を頑張らないと」というプレッシャーが生まれます。私は娘が 5 か月と早めの復帰だったこともあり、当初は超時短+早出を駆使し 8 時〜 12 時勤務。これはかなりしんどかった!仕事を息つく間もなく進めても消化不良、そして待ち構えるほぼ終日のワンオペ育児。さらに当時は夜間授乳もたびたび…。
それでも、環境に感謝して頑張るしかないと思っていたこの頃、ほとんど記憶がありません。
続いて「あってよかったサポート 6 個」です。
(4)他社へのヒアリング
報告してすぐに、代表自らが他社に育休前後の体制づくりや支援できること等をヒアリングしてくれました。さらに、私にママ友になれそうな方を紹介してくれたり…「いっしょに乗り越えよう」という姿勢が、当初妊娠に罪悪感すら覚えていた私には衝撃でした。すばらしすぎて泣けます。
(5)産前産後の仕事プランニング
仕事の棚卸しや、引継ぎ。そしていつ復帰してどんなスタートを切るか?など何度も話し合って調整しました。一方的に仕事を引き剥がされたり、突然押し付け合ったりみたいなこともなく、比較的スムーズに休暇し復帰できました。
(6)育児 1 on 1
復帰直後は育児にも仕事にも慣れず、心が折れがちでした。その時に、同じく両立に頑張る男性社員と、会議室で週 1 回「とにかく育児のことを話せる時間」を作ってもらいました。
半ば強制的に吐き出す時間があることで、自分が本質的に何に困っているのか?悩んでいるのか?を見つける機会になりました。
(7)Slack の育児チャンネル
Zaim はいくつか雑談チャンネルがありますが、社内のパパママが参加した育児向けのものも。日々のため息から週末のお出かけ先などネタが尽きない…そしてこれが結構心の支えになってます。わかりあえるって最高!
ちょっとした悩みはすぐ解決します。
(8)フレックス制度
私は利用していませんが、 Zaim では育児や介護など家庭の事情によってフレックスでの勤務が選択できます。数名の男性社員はこれを利用し、フルタイムで働く奥さまと共に育児を頑張ってます。「フレックスとリモートの組み合わせがあるから日々が成立している」という声も聞きます。
(9)多様性を歓迎する文化
これはサポートとはちょっとずれますが、すごく大事なことです。Zaim のスタッフはそれぞれが自分のライフスタイルに合わせてリモートや前倒し勤務を運用しているので、自分だけが特別だと感じることがほとんどありません。時短勤務な私よりも朝 6 時から出勤している @watura の方が帰宅は早いです。
「なんだか私だけすみません…」と思う必要がない環境に、実は一番助けられているかもしれません。
以上、実際は細かなサポートがまだまだありますが、今回は 9 個に厳選してみました。ただ一つ言えるのは、どう切り取っても「育児と仕事の両立は一人では無理」という事実。家族はもちろん、Zaim スタッフのあたたかな理解と支えがあってこその毎日だと感謝しています。
母、まだまだがんばれそうです!