フルタイム共働きで子ども二人を育てるエンジニアのタイムマネジメント術 #Zaim
はじめに
こんにちは。Zaim で iOSチームのリーダーをしている @y_sumida です。
私には二人の子どもがいて、今年 4 月に妻が育休から復帰してフルタイムの共働きが始まり半年ちょっと経過しました。最初はとにかく不安しかありませんでしたが、なんとなくペースが掴めてきたので、どんな感じで仕事と両立しているか紹介してみます。
現状としては、楽勝というわけではないものの、周囲の協力や会社の制度などもあり、まあなんとかやれているかなあという感じです。
Zaim の社内制度については、この記事で詳しく紹介しています。
我が家の基本情報
家族構成
5 歳と 2 歳の男児と妻、私の 四人家族
私も妻も実家が遠く祖父母を頼ることはできません。二人で協力してなんとかするしかありません。
私
通勤時間 : 約 1 時間
勤務形態 : フレックス
妻
職業 : 保育士
通勤時間 : 約 1 時間
勤務形態 : シフト制(早番 7:30 出勤/通常 8:30 出勤/遅番 10:30 出勤/たまに遅い時間の会議)
子どもたち
最近は兄弟喧嘩もするようになってきて、ますます手がかかりますが、まあかわいいです。
生活パターン
基本は私が保育園送り担当、妻が迎え担当です。妻のシフト次第で担当が逆になったり一人が送迎両方することもあります。
試行錯誤しながら、現在はだいたい 3 種類の生活パターンになりました。
どのパターンも、朝は 6 時半ごろ起床、帰宅後は迎え担当が食事やお風呂などの家事をして、もう一人が帰ってきたら家事を手伝い 21 時ごろに寝かしつけです。
パターン(1)保育園送りだけの日
8 時すぎに保育園に送り、9 時半から 18 時半まで仕事をして 19 時半ごろ帰宅。
早帰りした日の時間分を残業することもありますが、リモートワークの日に多めに働くなどして、遅い時でも子どもが寝る 21 時ごろには帰宅するようにしています。
妻が保育園送りをしてくれる時も、子どもの朝の支度などがあるので出勤時間は同じです。
たまに、どうしても参加したい勉強会や飲み会があると、このパターンになるように妻のシフトを調整してもらいます。
パターン(2)保育園送り迎え両方の日
8 時すぎに保育園に送り、9 時半から 17 時まで仕事をして保育園に迎えに行って 18 時半ごろ帰宅。
月に 3 割くらいある一番大変なパターン。送迎時に雨が降っていると最悪です。妻が帰ってくるまではワンオペ育児でがんばります。
パターン(3)リモートワークの日
8 時すぎに保育園に送り、8 時半から 17 時半まで仕事をして保育園に迎えに行って 18 時ごろ帰宅。
週に 2 回くらいリモートワークをしています。普段より早く迎えに行けるので子どもたちも喜びますし、家事にもやや余裕があります。
仕事中に意識していること
タスクや情報を抱え込まない
私がボトルネックにならないように、タスクはなるべく細かく分割、必要な情報も共有して、チームで分業できるように心がけています。
ありがたいことに、細かくタスクの割り振りをしなくても自律的にタスクをこなしてくれるメンバーばかりなので感謝しかありません。
とにかく GitHub やタスク管理ツールにタスクを登録
日々発生する雑多なタスクを忘れてしまわないように、タイトルだけでもすぐに登録するようにしています。Zaim ではタスク管理に Asana と GitHub を使っています。
適度にリモートワーク
通勤時間がなかったり、休憩時間にちょっとした家事ができたりとメリットが多いので、リモートワークはほんとうに助かっています。最近では、長男が私が家で仕事をする日があるのを理解して「今日はおうちでおしごとじゃないの?」と聞いてくるようになりました。
改めて考えてみましたが、子育て関係なく意識していることばかりでした。ただ、できる限り残業をしないで定時内で終わらせようという意識は強くなったと思います。
保育園の迎えという明確なリミットがあるので、効率よく仕事をしないと終わらないですし、調子が乗ってきても帰らないといけません。それ以外の日もワンオペ育児の時間をなるべく減らすために早く帰ることが多いです。
仕事をこなしていることが前提ですが、社内に帰りにくい雰囲気がないのがありがたいです。
家庭で意識していること
家事の手を抜く
とにかく時間がないので手を抜けるところは抜いています。洗濯乾燥機、食洗機、ネットスーパー、レトルト食品など人類の叡智をフル活用。
特に洗濯乾燥機は、子ども二人に加えて妻の仕事着もあって洗濯物が大量に出る我が家ではなくてはなりません。タオルがふかふかで気持ちいいので子育て関係なくオススメです。
スケジュールを共有する
Google カレンダーで家族の予定を共有しています。
月末近くになると妻の翌月のシフトが決まるので、それを元に保育園の送迎担当、わたしのリモートワーク日、飲み会その他の予定を登録します。もちろん社内にも早帰りとリモートワークの予定を共有します。
自分の時間を持つ
子どもが寝た後の 22 時から 24 時くらいまでを自分の時間として本を読んだり、コードを書いたりしています。たまに子どもと一緒に寝落ちしてしまうこともありますが、それはそれ。妻も起きてくる時は一緒にコーヒーを飲みつつ話をすることもありますが、たいていは別々のことをしています。
総じてプライベートではなるべくがんばりすぎないようにしています。忙しいと特に朝食は超手抜きになりがちです。食事の手を抜くことに多少の罪悪感のようなものがありましたが、親に余裕があって楽しそうじゃないと子どもたちも楽しくないはずと思うようにしています。
大変だったこと
体制に余裕がないので突発的なイベントで大混乱です。病気関連は常に突発的に発生するので大変です。
最もつらかったのは次男が登園禁止な病気にかかったときでした。
病院で主治医指示書(これがないと病児保育に預けられません)をもらい、自治体の運営する病児保育のキャンセル待ちに登録。リモートワークしつつ、空きが出たら預けに行って続きをやるという感じの日が 3 日くらい続きました。
休んでもよかったのですが、何日か続きそうだったこと、今後のためにも病児保育を試してみたいということもあってがんばりました。
5 歳になった長男は一人で遊んでくれるので、保育園を休んだ時も遊ばせておいてリモートワークをしたこともあります。遊ぶのに飽きた頃にオンラインミーティングでカメラに映り込んで来たのにはちょっと困りましたが…。
次男がもう少し大きくなれば、病気の場合も少しは楽になるかなあと期待しています。
さいごに
仕事をしながらの子育ては大変ですが、なんだかんだ子どもたちがいる生活は楽しいです。昨年 Zaim 入社前に話を聞きに来た時も、妻の職場復帰が決まっていたので育児がしやすそうかどうかを重視していて、ここなら大丈夫そうと思って入社しました。実際、育児もしやすい環境だと思います。
もちろん周囲の協力あってこそなので、同僚には感謝しかありません。
あと 1 年半くらいで長男が小学校入学なので、また大きな変化があるはずです。試行錯誤と改善を続けて、なんとか上手くやっていけるといいなと思います。
私の身近にモデルケースが少なく常に手探りなので、いろいろな人の仕事と子育ての話を聞いてみたいです。みなさんぜひ書いてください!