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iOS アプリ審査でリジェクトリスクを減らすために気にしている四つのこと #Zaim

はじめに

こんにちは。Zaim でユーザー事業部のマネージャーをしている高山です。iOS アプリを開発していて避けては通れないのが Apple のレビューです。ほんの数年前までは、アプリのレビューは 1〜2 週間かかることが平常運転でした。力作のレビューに 2 週間かかってリジェクトされたときの喪失感は、当時を知る人たちの間では涙なしには語れません。

今ではレビューにかかる日数はだいぶ短くなりましたが、それでも時間がかかることには変わりありません。New Message from App Store Review Regarding っていうタイトルのメールが届くと、いまだに心がザワツキます。

わたしが一人でワナワナしてるくらいなら放っとけばいいんですが、ビジネス上の観点から「リジェクトされて再レビュー」を避けたいケースはいくつもあって、そこを考えると放っとくわけにはいきません。

大きなデザイン崩れが発生しているのですぐ直したい
広告表示領域を間違えて消してしまったのですぐ直したい
他社と協業したアップデートをリリースする
プレスリリースを出すような大型のアップデートをリリースする

などなど。開発に余裕がある場合は早めにレビューに提出するなどの戦略は当然取るべきですが、大抵の場合はギリギリになってしまうもの。というわけで、特にこういった場合のリジェクトを避けるために「うっかりしててリジェクトされた!」が起きないように気をつけていることを紹介します。はじめに言っておくと「うっかりを避ける」なもんで、内容としてはだいぶ地味です。地味ですまん…。

「Android」を避ける
アップロードしたバイナリを信じない
iPad でクラッシュしないか確認する
開発途中でも申請する

「Android」を避ける

Android の文字やそれっぽい端末の画像が見え隠れしているとリジェクトされます。スクリーンショットなんかを更新する時に、うっかり入りやすいので気をつけましょう。

以下はダメな例です。Google Play という文字や、Android の端末が入っていること自体がリジェクト対象となります(さすがにこんなあからさまなミスはしないと思いますけど)。

あと盲点なのは、たとえばアプリ内で「お知らせ」的な最新情報が簡単に見れるようになっていて、飛んだ先に Android のことが書いてあるとダメ出しをくらう場合もあります。わたしは以前、アプリ内から簡単に飛べるようになっていた Web ページ上に自社アプリの Google Play へのリンクが張ってあることが原因でリジェクトされたことがあります。Web 側のシステムで UserAgent をチェックしてあらゆるところから Google Play のリンクを消すという不毛なことをして対処しました。

アップロードしたバイナリを信じない

ときには「リリースビルドの場合にだけクラッシュする」という、なにそれマジっすか…という心霊現象も真っ青のできごとに遭遇する場合があります。

さらにヒューマンエラー系として最悪なのが、申請用ビルドを作る時にコミットしてない変更がローカルに残っていて、それが原因で不具合を起こすことです。弊社の場合は自動化しているので後者の心配はなさそうです。自動化サイコーだね。

これらの問題は、普段から申請する時と同じバイナリを使ってドッグフーディングをしていれば避けやすいです。また、サブミットしたら TestFlight が使えるようになるので、サブミット後に TestFlight でダウンロードして、いったん軽く触ってみるというフローを取り入れておくのも安心です。

iPad でクラッシュしないか確認する

うっかり系で多いのがユニバーサルバイナリでアプリを開発している時に、iPad の確認を怠ってしまうことです。「iPad で起動したらクラッシュしたよ」っていうリジェクトは何度か経験あって、いやはや…単に確認漏れってだけのことが多いです。UI テストを追加したら避けやすくなるので、おすすめです。

開発途中でも申請する

たとえば「大きな UI 変更」や「課金まわりのページを変更」した場合のレビューは結構ドキドキします。いや、まあレビューは毎回ドキドキしますけどね。とにかく、こういったパターンの場合に「あ、そういう観点があるのね」っていうリジェクトが発生しやすいです。

なので、ある程度デザイン的な実装が終わってきた段階で、さっさとレビューにだけは出してしまいます。もしこの段階でリジェクトされたら早めに修正できるんでラッキーですし、通れば安心感が上昇します。

しかし、このやり方にも一つ穴があって…ビックリするような地雷を…踏むことがあります…。

実は、レビュアーによってレビューにバラツキがあるのです。

先日、Zaim アプリは課金まわりの画面を改修しまして、このフローを意識して先出しのレビューを出したところ、あっさりレビューが通り安心してました。そして本番の申請を迎えたら…リジェクトの嵐…! なっ…これを避けるために先に申請していたのに…ひどいよ( ;∀;)

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というわけで、いかがでしたでしょうか。App Store のレビューがなくなることは、まあなさそうなので、それに合わせてこちらも最適化していかないといけません。Apple と戦ってもまったく意味がないので、致命的な問題にならないように普段からこういった問題について意識していきたいです。「他にもこういうのあるよ!」ってことあると思うんで、ぜひみなさんが気をつけていることを教えてください。

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積極採用中です…!


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ばんざーい
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たかやま

Zaim スタッフの頭の中

「もっと、お金に、楽しさを!」家計簿サービスを運営する株式会社 Zaim のスタッフたちが、どんな風にサービスに向き合い働いているかを綴る note です。
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