分析チームのノウハウを自チームに還元したエンジニアの話
こんにちは!Zaim 開発部でサーバーサイドの開発を担当している @akito です。先日、 Zaim の主幹機能である銀行・カード連携の安定化を目的とした「連携分析ダッシュボード」を社内向けに公開しました。
ダッシュボードはサーバーサイドチームに好評で、銀行・カード連携機能の改善に役立てています。
この連携分析ダッシュボードは Redash と BigQuery を使用しています。私はダッシュボードを作るまでこの二つのツールをほとんど使ったことがなく、分析の知識も簡単な SQL が叩ける程度でした。
今回は分析に関する知識がなかった私が、Zaim の主幹機能の安定化に役立つダッシュボードを作成するまでに何があったかをお話しします。
ユニット活動で分析の基礎を学んだ
Zaim のサーバーサイドエンジニアは、銀行・カード連携に不具合が発生しないよう日頃から保守・運用を行っています。ですが、約 1,500 件ある連携先の保守・運用をするのは簡単ではありません。 業務をしながら、漠然と「より素早く不具合に対応するためにも、銀行・カード連携の利用状況がひとめでわかるような仕組みが欲しい」と考えていました。
そんな中、サーバーサイドとは別のチームである「グロース開発ユニット」が始動します。
グロース開発ユニットのオンボーディングでは、「スキルマップによる自己紹介」をすることになりました。「分析を学ぶことで銀行・カード連携の利用状況を分かりやすくできるかもしれない」と考えた私は、注力したいスキルとして「データ分析」を挙げました。その結果、グロース開発ユニットではサーバーサイド開発と分析業務を兼務できることになりました。
とはいえ、私にはデータ分析の知識がほとんどありません。そのため、ユニット活動中は分析チームのメンバーと週に 1 時間ほどペア分析会を実施しながら業務を進めることにしました。実際の業務例は以下の通りです。
ペア分析会では分からないことがあった場合に適宜質問しながら進められました。そのおかげか、1ヶ月経った頃には Zaim が Redash や BigQuery を活用して、どのようにデータ分析をしているかについて一通り学べました。
分析ダッシュボードをもとに連携機能を改修
ユニット活動で分析の基礎を学んだ私は、不具合の数を連携先ごとに集計したグラフをダッシュボードで公開しました。
今までも不具合を Slack に通知する仕組みはありましたが、グラフにすることで見落としていた不具合も把握できるようになりました。さらに不具合をサーバーサイドチーム内で共有しやすくなったことで、優先的に対応すべき不具合の意思決定がしやすくなったようにも感じました。
さらにサーバーサイドチーム内からは以下のようにダッシュボードを充実させることで、銀行・カード連携機能を改修しやすくなるのではという声も出てきています。
より安定した銀行・カード連携の機能を提供するために、さまざまな角度から実態を把握できるようにダッシュボードを充実させていく予定です。
終わりに
私は今回の経験を経て、サーバーサイドエンジニアとして新たな強みを得られました。このように、Zaim では他のチームと協力しながら新たなスキルの獲得ができる環境があります。
今回の話以外にも、社内でデザインチームとエンジニアが協力してUI デザインの負債を解消した例もあります。
他のチームと協力しながら働ける Zaim では、一緒に働けるエンジニアを募集しています!
仕事を通じて色々なスキルを得たいという方は、ぜひ話を聞きにいらしてください。ご応募、お待ちしてます!
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